the NEW YORKERを読もう(面白い記事を翻訳し紹介)

・米雑誌“the NEW YORKER"の面白い記事を翻訳し紹介 ・インテリジェントでスタイリッシュな小説や記事が満載 ・James SurowieckiのTHE FINANCIAL PAGEが秀逸。これは月1回〜3回掲載。 視点がユニーク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

Special Interest  プライベートエクイティファンドも適性に課税されるべき  本日英和訳掲載

 昨日掲載の英文に対する和訳全文を掲載します。


  

題名は以下のとおり。

The Financial Page

Special Interest

by James Surowiecki March 15, 2010  

 


 

 何とか訳せました。


 

 プライベートエクイティーファンドマネージャーが儲けすぎているという話です。で、米議会では、儲けすぎといる人を叩くのが流行っていますので、標的となりました。彼らの儲けに対する税率が低すぎるので、高くしろという考え方は、不景気の今,有権者にも受けがいいようです。しかし、彼ら(プライベートエクイティー)は、低すぎる税率で既に巨額を得ており、そのお金で猛烈にロビー活動を展開中。どうやら、彼らの既得権益は温存されそうです。


 

 実は、TOYOTAを議会に呼んだりして大騒ぎしているのも、ロビー活動を受けた議員たちが、プライベートエクイティーの権益を守るために騒いで国民の目をそちらにそらそうという意図でやっているのではないかということも一部では言われています。
  確かに、TOYOTA車の一部で不具合がありましたが、じゃあ、他のカーメーカーよりTOYOTが劣っているかというと、誰もそんなことは無いと思うでしょう。実際に、新車納入後のトラブル発生率とかのデータを見れば、故障はTOYOTAが一番少ない(2008年実績。2位は本田と韓国のハンディが同率)のです。


 

 では、詳細は和訳全文をお読みください。

 


 

 では、以下に和訳全文を掲載します。「続きを読む」をクリックして下さい。

 

 


The Financial Page

Special Interest

by James Surowiecki March 15, 2010  

 

 

 また今年も、忙しい季節が巡ってきました。税金の控除が受けられないかとか、負債に対する分の税を帳消しに出来ないか等、思い悩む人も多いでしょう。けれども、アメリカには、税金に対してほかの事で悪戦苦闘している人々がいます。その人たちは、何とかIRS(内国歳入庁)の規定にある、自分達にとって恩恵の大きな抜け穴が維持されるようにと願っているのです。その規定によれば、プライベートエクイティファンドやヘッジファンドのマネーマネージャーが儲けたお金のほとんどはキャピタルゲインと見なされます。通常の所得とは見なされないのです。それで、彼らの収入に対する税率は15%となるのです。他の方法で報酬を得る場合に比べて著しく低い税率です。12月に、米下院は、この抜け穴を塞ぐ法案を通しました(この3年間で3回目のことです)。しかし、上院がその法案を通すかどうかは今のところ微妙な情勢です。




 典型的なプライベートエクイティファンドでは、マネージャーは、運用する資産に対して2%

報酬として受け取り(管理報酬という)、さらに運用益に対して20%を受け取ります(成功報酬という)。運用資産に対する2%の報酬には、法人税(税率35%)が適用されます。しかし、運用益に対する20%の報酬 (キャリードインタレスト=成功報酬と呼ばれます),ロングタームキャピタルゲイン(長期資本利得)と見なされるのでたった15%の税率です。実際には、運用する資産のほとんどは彼らの物ではないにもかかわらずです。投資家から集めた資産を運用しているだけなのですから。そうして税率が低いおかげで、プライベートエクイティファンドのマネージャーは、年に数十億ドルも得しています。彼らの税率は、弁護士等と比べても格段に低いのです。また、同じ様な仕事をして、同じ様な報酬を得ている連中(ミューチュアルファンド・マネージャー等)と比べても、彼らの税率は低いのです。一般的に良い税制とは、原則として、同じ様な仕事をして同じ様な報酬を得ているのならば、同じ様に課税されるべきものでなけらばなりません。そうでないと、事実上、政府がある職種にのみ助成金を支給していることと同じになります。しかし、キャリードインタレスト(成功報酬)に対して税率が低いのは、この原則を外れています。ミューチュアル・ファンド(投資信託)や株を運用するマネージャーの報酬には、法人税が適用され、プライベートエクイティファンドのマネージャーの報酬には、キャピタルゲインが適用されるのです。また、企業のエグゼクティブ成果を残した際にボーナスとしてかストックオプションを得る通常は所得税が掛かりますが、成果を残したという点では同じであるにもかかわらず、プライベートエクイティファンドのキャリードインタレスト(成功報酬)との間で税率に差が出ることになります。プライベートエクイティーファンドのマネージャーは、他の人々と同様に労働に対して報酬を受け取っています。しかし、彼らだけは、違う税制になっているのです。




 今回の抜け道を塞ぐ法案に反対する景気が厳しく刺激策が必要な状態なのに、水を差すことになると主張します。しかし、エクイティーファンドマネージャのための税制を変えたからといって、彼らに資産の運用を任せている投資家の行動に影響は無いはずです。なぜなら、彼らの資産運用益については、今までどおりキャピタルゲインとして課税されるからです。巷には、検討中の法案により、他の業種でも税率が高くなってしまうようなことが有るのではないかという懸念があります。共同出資の法律事務所や家族経営の小規模な店も税率が高くなるという懸念です。しかし、今回の法案は、投資という特定の業種のみを対象にしていますので、そんなことはありません。投資とそれに対する税制が問題になっていますが、プライベートエクイティーファンドに対する有利な税制を改めることは意義のあることで、それはウオール街の多くの者も賛成していますし、保守派も改革派のエコノミストも共に支持しています。この件に関する議会公聴会で、ウォレン・バフェット氏は次のように述べました。働いて所得のある人々からは徴税するべきなのですから、プライベートエクイティーのキャリードインタレスト(成功報酬)にも同様に課税すべきです」、と。馬鹿げたことですが、現在議会はポピュリスズムに毒されていますので、今回の法案は受け入れられやすいはずです。しかし、キャリードインタレスト(成果報酬)への低い税率は変わらないでしょう。税率を変更するのを拒んでいるのは、ウォール街ではなく、ワシントン(米国政府)であるという点が問題であるのです。




 しかし、結局のころ良く考えてみると、上院が年に数十億ドルも稼ぐプライベートエクイティーのマネージャーの税率が低いのを変える法案を通すようなことは無いでしょう。なぜなら、既に低い税率によって恩恵がもたらされており、それが既に取り除けないほど巨大なものとなってしまっているからです。つまり、低い税率によって恩恵を被っている者たちが、手にした巨額の資金でロビー活動をし、税率を変えないよう議員に働きかけをしているということです。その上、税率が低いことによるしわ寄せは他のすべての納税者が負担することになります。その傍らで、富める者がますます富んでいきます。ですから、法案への反対は多くありませんし、強力に支持されています。しかし、プライベートエクイティーファンド業界はロビー活動により、政府に税率を低いまま維持することを何にもまして優先させることが出来るのです。このように、政府が特定の業種・団体によって操られるようなことは、実は良くあることです。政府が何かをしようとすると、必ず利益を失いそうな一団が出るわけで、そうなると、政府は必ず彼らによる既得権益を守るべき行動に晒されることとなるのです。




 議会で法案が遅々として審議されなくてもあまり害は無いかもしれません。議会同様、経済の動きも遅々としていたらそのとおりでしょう。しかし、経済は目まぐるしく変化していくのに、法律が全く対応せず変わらないならば、手に負えない事態を招くこともあるでしょう。キャリードインタレスト(成果報酬)良い例です。つまり、こうです。1954年に共同出資に関する法律が制定されました。元々の目的は、誰もが簡単に起業しやすくするためでした。当時は、誰もその法律が、将来、数兆円を動かすファンドマネージャーにも適用になるなんて想像できませんでした。それで、政府の税収が数十億ドルも減るなんてこともです。同じ様な問題が起きているのを、農業に関する補助金制度においても見ることが出来ます。元々は大恐慌時の小規模農場主への助成でしたが、今では大規模農業法人へも何十億ドルもの助成金が支払われています。また、金融危機の時にも、似たようなことが起きていました。古くから残っている規定が、政府が誤った支出をすることを可能にしました。誤った支出とは、破綻した巨大金融機関(A.I.G.やリーマン・ブラザース)に資本注入したことです。(驚くべきことですがそういった規定はまだいたるところにあります。) 馬車が走っていた時代の古い規則がF1にも適用されているような事態を目にすることは、頻繁に有ります。ですから、時代遅れの規則のおかげで、不具合が生じるようなことがあっても、そんなに驚くことでもないのかもしれません。

スポンサーサイト
[ 2010/03/11 23:58 ] FINANCIAL PAGE | トラックバック(-) | コメント(-)
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
癒されたい時に眺めよう
12星座ランキング?
developed by 遊ぶブログ
カテゴリーメニュー

Plug-in by
@激安・割安・おすすめ商品@

FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。